CONNECTIVE TISSUE DISEASES

膠原病内科

リウマチ・膠原病内科外来

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薄井 リウマチ専門医

重要クリニックからのお願い

外来診療は予約制となっております。Webまたは電話で事前に予約をお取りください。
診察前日までに、WEB問診のご入力をお願いします。

  • 当クリニックの患者様は、糖尿病、腎臓病、人工透析などの方が多く、インフルエンザや新型コロナウィルスなどの感染症にかかると重症化するリスクが高いと言われています。


    このような事情から、完全予約制の外来とさせていただいております。
  • リウマチ・膠原病内科の専門外来診療です。発熱や呼吸器症状、嘔吐や腹痛などの消化器症状に対する受診は原則お断りさせて頂いております。
    かかりつけの方の上記症状については事前に当院に電話でご相談ください。

当院のリウマチ・膠原病内科が扱う主な症状・疾患

関節リウマチについて

関節リウマチは、自己免疫疾患の一種であり、体の免疫システムが誤って自身の組織を攻撃し、特に関節に炎症を引き起こす病気です。この炎症は、関節の痛み、腫れ、そして時間が経つにつれて関節の変形や機能障害を引き起こす可能性があります。関節リウマチは、特に手、足、膝、肩、首の関節に影響を及ぼすことが多いですが、病気の進行に伴い、体の他の部位にも影響を及ぼすことがあります。

関節リウマチの症状

関節リウマチの症状は人によって異なりますが、一般的には以下のような症状が見られます。

  • 関節の痛み、腫れ、発熱感
  • 関節の朝のこわばりが1時間以上続く
  • 疲労感、体重減少、発熱
  • 片方の関節だけでなく、対称的に両方の関節に症状が現れる

関節リウマチの検査

関節リウマチの診断には、詳しい病歴の聴取と身体診察のほか、以下のような検査が行われます。

  • 血液検査:リウマチ因子(RF)、抗CCP抗体など、特定の指標を確認します。
  • 画像診断:X線、MRIなどを用いて関節の状態を観察します。 これらの検査により、関節リウマチの存在及びその進行度を評価することができます。

関節リウマチの治療

関節リウマチの治療は、症状の緩和と病気の進行の遅延を目的としています。治療方法は病気の進行度や個人の状態によって異なりますが、以下のような方法が一般的です。

  • 抗炎症薬:痛みと炎症を抑えるために使用されます。
  • DMARDs(疾患修飾性抗リウマチ薬):病気の進行を遅らせるために使用されます。
  • 生物学的製剤:特定の免疫反応を標的とする新しいタイプの治療薬です。

この他にも、患者さんの生活の質を向上させるために、運動療法、栄養指導、心理的サポートなどが提供されることもあります。重要なのは、早期発見・早期治療によって、関節リウマチの進行を遅らせ、患者さんの生活の質を保つことです。

膠原病について

膠原病は、体の自己免疫システムが誤って健康な組織を攻撃し、様々な炎症を引き起こす一群の疾患であり、多岐にわたる症状が現れます。これには全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎/皮膚筋炎、シェーグレン症候群などが含まれます。それぞれの疾患について、症状と治療法を解説します。

全身性エリテマトーデス(SLE)

全身性エリテマトーデスは、特に20~40歳の女性に多く見られる自己免疫疾患です。この病気は免疫系が自身を攻撃し、結果として皮膚、腎臓、神経系など全身の多くの臓器に炎症を引き起こします。典型的な症状には疲労感、発熱、関節痛、特有の蝶形紅斑(両頬に広がる赤い発疹)、光線過敏、脱毛、口内炎が含まれます。治療には免疫抑制剤やステロイドが用いられ、最近ではベンリスタ®やサフネロー®といった生物学的製剤も使用されることが増えています。早期発見と適切な治療開始が病気の進行を抑え、患者のQOLを維持する鍵です。

強皮症

強皮症は皮膚が硬くなる症状が特徴的で、しばしば手足、顔から始まり、徐々に体幹部にも症状が広がることがあります。レイノー現象や皮膚の硬化だけでなく、内臓(特に肺や心臓)にも線維化が進行することがあります。治療には免疫抑制剤や血管拡張薬が使用され、症状の進行を遅らせることが目的です。特に重要なのは、病気の早期発見と、合併症に対する積極的な管理です。

多発性筋炎/皮膚筋炎

多発性筋炎および皮膚筋炎は、筋肉の弱さと痛み、皮膚の発疹が特徴です。これらの疾患は筋肉だけでなく、肺やその他の臓器にも炎症が及ぶことがあります。治療には高用量のステロイドが初期に使用され、症状が改善されない場合は免疫抑制剤が加えられます。早期診断と治療開始が重要であり、特に間質性肺炎の合併は予後を左右するため、注意深いフォローアップが必要です。

シェーグレン症候群

シェーグレン症候群は主に涙腺と唾液腺の機能障害により、「ドライアイ」と「ドライマウス」を引き起こします。この病気は免疫系がこれらの腺を攻撃することで発症します。治療には人工涙液や人工唾液の使用が含まれます。症状の管理としては、定期的な検査と症状の評価が重要です。